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―――翌日

「柊くん、具合どう?」
「もう、大分いいかな」

 先生!柊くんの回復力は人間じゃないと思います!

「あれ?夜人くんと奈千佳ちゃんは?」

 柊くんは家事をしている最中みたいで、このあいだ奈千佳ちゃんが面白がって買ってきたピンクのふりふりエプロンをつけて楽しそうに答えてくれた。

「買い物。頼んだんだよ、面倒なの全部」

 ああ。良かった……。治ったんだ。

「おい。志乃?」
「よかったー……」

 あれー?あたまぐるぐるするー。なんでー?

「顔赤……なんで熱あんだよ馬鹿!」
「だいじょーぶー?あれ?」

 そういえば、昨日おうちに帰ってそのまま寝ちゃったような気がする……、

「ちっ」

 体が急にふわりと浮いたかと思うと、私は奈千佳ちゃんの部屋に強制収用されてしまった。

「うー大丈夫だってー」
「黙れ病人」

 自分こそ昨日まで瀕死だったくせに。

「ひぃーただいまーあれ?志乃ちゃんきてるの?」
「熱でぶっ倒れやがった」

 大丈夫なんだってばー。

 コンコン

「入るぞ志乃」
「あうー柊くんー大丈夫だからー」
「駄目だよ志乃ちゃん。安静にしてなきゃ」
「夜人くーん大丈夫なのー」

「「黙って寝てろ」」

 うわーん!昨日頑張ったのは私なんだぞー!

 二人は私がしっかり布団にもぐっているのを確認すると、奈千佳ちゃんの部屋から出ていった。
 遠くの方で三人が家事をやる音を聞いていたら意識が飛んでしまって、再び起きると汗びっしょり。
 シャワーに入りたいっていったんだけど柊くんは許してくれなくて、タオルで体を拭いて着替えて。ごはん(なんと奈千佳ちゃん特製)たべて、また寝かしつけられてしまった。
 っていうかおかーさーん。私こっちで看病されてるってどういうことー?!


「私は柊の部屋で寝るから、ゆっくり寝てて。大丈夫。柊は那波くんの部屋に押しこん……ごふごふ。快諾してくれたから」

 そんなんでゆっくり寝れるわけないしー(涙)

「じゃ、おやすみー」

 うわーん!結局一番苦労してるの私じゃないのー!
 みんな。みんななんか豆だー!!

「へっくしゅ」
「ん?どうした夜人。まだ治ってないのか?」
「いや、おかしいな?」



―――風邪はきちんと予防しましょうという実体験のお話でした♪



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